藤三アイコンタクト編

笠井「テレビで見たんすけど」
根岸「ん?」
笠井「ホストって、ぜっったい、客から目ぇ逸らさないんだそうですよ」
藤代「ふーん」
根岸「何だ唐突に」
笠井「や、誠二って割とヒトの目凝視する方じゃないすか。」
根岸「あぁ、そうな」
藤代「そうかな?」
根岸「そうだよ。自分に自信の有るヤツに有りがちだよな。ハッ!(失笑)」
藤代「……なんでそんなトゲがあるんすか…?」
笠井「(さらりと流し)だからー、誠二がやたらモテんのもその辺に理由があんじゃないかと思って」
藤代「てゆうか。このルックスで森のエースで。別にそんなクセ持ち出さなくてもモテる理由十分じゃん?」
根岸「お前それ素で言ってんならほんと最強だよな…」
笠井「否定できない所がイタイですよね……」
※(笠井は藤代の優しい親友です。根岸は笠井に優しい先輩です)

藤代「目ぇ逸らさないとどうなの?」
笠井「なんだろねぇ。目力ビーム?(ex:フカキョン)」
根岸「なんでも見透かすようなポーズで、精神的優位に立つとか」
笠井「とりあえず、それで女のヒトはホストにメロメロ(古語)になっちゃうわけですよ」
藤代「ふーん………(考)」



数十分後-------

藤代「…………………」
三上「…………………」
藤代「…………………」
三上「………っだー!うっとおしい!!何だよてめぇはヒトの部屋来るなり黙ってガンくれやがって!」
藤代「なんか感じません? ドキン! とか キュン! とか。 あわよくば ムラムラ! とか」
三上「ウザ! とか キショ! とか イライラ! しか出ねぇよボケ!」
藤代「おかしいな…。ちょっと先輩、こっち見て」
三上「…………(怒)」  (でも見る)

(目が合いました)

藤代「先輩………(ラブ)」
三上「んだよ……(睨)」
藤代「…………(さらにラブ)」
三上「…………(目を逸らさず睨)」
藤代「………センパイ………(涙)」
三上「…………!(見つめられると敵愾心が湧くタイプ)」



後日再び集う三人-------

藤代「わータクの嘘吐き〜〜〜!」
笠井「そんなこといわれても……。だいたい三上センパイ男じゃん……」
根岸「ケンカ売られたとしか思わねぇよな」
藤代「じゃぁ俺と喋ってるとき、タクはケンカ売られたとか思うわけ?」
笠井「ううん、ドキドキ★する」
根岸「笠井!??(焦)」
笠井「冗談ですよ(サラリ)」
藤代「三上センパ〜〜イ!!(涙)」







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なんだこれ…(またか)


20021200 板村あみの